京都市右京区太秦の木嶋神社(このしまじんじゃ)。蚕ノ社(かいこのやしろ)と呼ばれ市民に親しまれています。境内はうっそうとした森で、その中に泉があり三柱(みはしら)の鳥居が立っている。泉からは、こんこんと湧き水が溢れ、この池は昔、加茂の明神はこの地から移られたということから下鴨神社にある糺(ただす)の森にたいして元糺(もとただす)の池ともいい、境内を流れる小川の下流には付近で採れた野菜の洗い場があり、その環境はまさに街のオアシスのような処(ところ)でした。

木嶋神社の鳥居前。電車の駅は「蚕の社」
電車が走っている通りは三条通り。
電車は京福電鉄嵐山線通称「嵐電」(らんでん)と呼ばれています。

鳥居と電車。一見ミスマッチかと思えるんですが、違和感がなく郷愁すら感じます。
この辺一帯、昔はうっそうとした鎮守の森だったんでしょうね。

次へ